こんにちは、凛です。現役ナースをやりながら副業GASで月5〜8万円を継続しています。
ChatGPTは便利。でも、毎回ブラウザを開いてコピペして…というやり方は、正直しんどいですよね。私もしばらくそうやって使っていましたが、GASと組み合わせてからは景色が変わりました。ChatGPTの登場で、GASの使い道は「ただの定型作業の自動化」から「判断や要約を含む自動化」まで一気に広がったんです。
この記事は、ChatGPT×GAS連携について私がよく聞かれる質問に、Q&A形式で答えていく構成にしました。実際に便利だった5つのユースケースを、料金目安とセットで紹介します。
※OpenAI APIの料金・仕様は随時変更されます。本記事は2026年4月時点の個人の感想と公開情報ベースの整理です。
Q. まず何を用意すればいいですか?
A. GASからOpenAI APIを呼ぶ最小関数がひとつあれば十分です。
基本はGASからUrlFetchApp.fetchでOpenAI APIを叩くだけ。API Keyはスクリプトプロパティに入れて、ソースに直書きしないのが鉄則です。
function callOpenAI(prompt) {
const apiKey = PropertiesService.getScriptProperties().getProperty("OPENAI_API_KEY");
const res = UrlFetchApp.fetch("https://api.openai.com/v1/chat/completions", {
method: "post",
contentType: "application/json",
headers: { Authorization: "Bearer " + apiKey },
payload: JSON.stringify({
model: "gpt-4o-mini",
messages: [{ role: "user", content: prompt }]
})
});
return JSON.parse(res.getContentText()).choices[0].message.content;
}
この最小関数を、これから紹介する5つのユースケースで使い回します。
Q. 結局どれが便利なんですか?一覧で見せてください
A. 私のおすすめ順に並べるとこうなります。
| # | ユースケース | 主なGASトリガー | 1日あたりAPIコスト目安 | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Gmail要約→Slack通知 | 毎朝8時の時間トリガー | 〜10円 | ★★☆ |
| 2 | スプシデータ分析コメント生成 | スプシ編集トリガー | 〜5円 | ★☆☆ |
| 3 | 自然文→Googleカレンダー予定作成 | onFormSubmit | 〜5円 | ★★★ |
| 4 | LINE Botで質問応答 | doPost | 問い合わせ量次第 | ★★★ |
| 5 | アイデアメモの自動タグ付け | 週次トリガー | 〜5円 | ★★☆ |
※1日10件程度利用の試算。モデル・入力長で大きく変動します。個人の感想です。
ここからは1つずつ、よくある質問に答える形で掘り下げていきます。
Q1. 毎朝のメールチェック、もっと短くできませんか?
A. できます。第1位の「Gmail要約→通知」がまさにそれです。
毎朝、前日届いたメールをGASで検索し、件名と本文をまとめてChatGPTに要約させ、Slack webhookまたはLINE Messaging APIで自分に投げる仕組みです。
看護師の本業では出番がないのですが、副業クライアントとのやり取りが増えてくると「昨日どんな依頼が来たか」を1分で把握したい場面が毎朝発生します。受信トレイを開いて1通ずつ読むより圧倒的に早い。体感で一番効いているのがこれです。
設計のコツ
対象ラベルを絞ること。全メールを投げるとコストが爆発します。さらに本文は先頭500〜1000文字だけをAIに渡し、要約は「箇条書き3点」と指示して長さを固定する。この3点を守るだけで、コストも出力の質も安定します。
いくらかかる?
1日10通 × 1通500トークン入力 ≒ 5,000トークン。gpt-4o-miniの入出力なら1日あたり数円〜10円に収まることが多い印象です(2026年4月時点)。
Q2. スプシの数字を見ても「で、何が言えるの?」で止まります
A. その「解釈の一次ドラフト」こそChatGPTの得意分野です。第2位です。
売上・在庫・シフトなどのデータをスプシに書き込むと、横のセルに「前週比+12%。木曜が伸びている」のような分析コメントを自動生成させます。
function analyzeRow(values) {
const prompt = `以下の数値を見て、前週比と簡単な傾向を日本語で1行コメントしてください。\n${JSON.stringify(values)}`;
return callOpenAI(prompt);
}
ひとつ実装上の注意を。編集トリガーで動かすと連打してコストが跳ねるので、ボタンから手動実行のほうが安全です。
それから、AIの出力は必ず人間が確認すること。経営判断に直結する分析をAIに一任しないこと。個人情報・社外秘データを送る前に規約を確認すること。この3つは自分ルールとして固定しています。
Q3. カレンダー登録が面倒で、つい後回しになります
A. 「自然文で書くだけ」にしてしまいましょう。第3位です。
Googleフォームや独自フォームに「来週火曜の15時から1時間、〇〇さんと打ち合わせ」と自然文を打つと、GASがChatGPTに解析させて、Googleカレンダーに予定を自動登録します。
カレンダー予定の作成は「フォーム設計が面倒」で「日時パーサーが面倒」な二重苦。ChatGPTに日時抽出+タイトル生成だけやらせれば、UIは超シンプルで済みます。
プロンプト例
次の文章から、開始日時・終了日時・タイトル・参加者をJSONで返してください。
入力:「来週火曜の15時から1時間、佐藤さんと打ち合わせ」
出力形式:{"start":"...","end":"...","title":"...","attendees":["..."]}
AIの返答が壊れたJSONだとGASが落ちるので、try/catchで例外処理は必須です。ここを省くと、いつか必ず泣きます。
コストは入力が短いので1リクエスト1円未満。1日20件使っても数十円レベルです。
Q4. 同じ質問への返信、自動化できませんか?
A. LINE Bot×ChatGPTで可能です。第4位ですが、設計の慎重さは一番必要です。
LINE公式アカウントに来たメッセージをGASのdoPostで受け、ChatGPTで回答を生成して返信します。FAQボット、学習サポートボット、副業相談ボットなどに応用可能です。
従来のキーワード分岐ボットは「想定外の質問で詰まる」のが弱点でした。ChatGPTに任せれば自然言語で曖昧な質問にも対応できます。
暴走させないための設計
システムプロンプトでボットの役割と禁止事項を最初に固定します。ユーザー入力には長さ制限を入れる(プロンプトインジェクション対策)。そして無制限に応答させず、ユーザーごとの1日上限を設定する。公開ボットは「性善説で作らない」が鉄則です。
コストはどう見積もる?
問い合わせボリュームに依存するので、月額上限を先に決めるのが鉄則です。OpenAIダッシュボードでハード上限を設定しておかないと、事故が起きます。
Q5. メモは書くのに、あとから見つかりません
A. 分類だけAIに任せましょう。第5位のタグ付け自動化です。
スプシに溜まるアイデアメモを週次でChatGPTに渡し、「技術」「副業」「家事」「子育て」などのタグを自動で付与。月末にまとめて見返します。
メモは書くのは楽だが、後から探せないのが最大の弱点。AIが分類だけ引き受けてくれれば、検索性が跳ね上がります。
const prompt = `次のメモに対して、次のタグから最大2つだけ選んでカンマ区切りで返してください。
タグ:技術,副業,家事,子育て,その他
メモ:${memoText}`;
出力を固定タグから選ばせるのがポイント。自由記述にすると表記ゆれで集計できなくなります。
Q. 全部やったら、月いくらかかるんですか?
A. 軽い使い方なら月1,650円程度のイメージです。
| ユースケース | 月額コスト目安 |
|---|---|
| 1. Gmail要約 | 〜300円 |
| 2. スプシ分析 | 〜150円 |
| 3. 予定作成 | 〜100円 |
| 4. LINE Bot | 〜1,000円(利用量次第) |
| 5. タグ付け | 〜100円 |
| 合計 | 〜1,650円程度 |
※gpt-4o-mini相当モデル・軽い利用量前提のざっくり試算。実際の請求額とは異なります。最新の料金は公式ページで確認してください。
Q. 失敗しやすいのはどこですか?
A. だいたい決まっています。先回りしておきましょう。
| 落とし穴 | 対策 |
|---|---|
| API Keyをコードに直書き | スクリプトプロパティに格納 |
| 全メール全文をAIに投げる | 対象ラベル+本文長さ制限 |
| ハード上限を設定していない | OpenAIダッシュボードで月額キャップを設定 |
| AI出力を検証せずに実行 | 一度ログに出してから実行フェーズへ進める |
| 個人情報・顧客情報の無配慮送信 | クライアント規約/社内ルールを確認 |
どれも「知っていれば防げる」ものばかりです。特にハード上限の未設定だけは、金額に直結するので最初にやってください。
Q. 最初の1本はどれから始めるべきですか?
A. 迷わず第1位のGmail要約です。
5つ紹介しましたが、副業としての投資対効果で言えばGmail要約が圧勝です。毎朝の「メール開封→読む→頭に入れる」のコストを確実に削れるので、体感で一番効きます。しかもコードは短い。
AI×GASは、コードが少ない割に、効く場所に効くのが最大の魅力だと思っています。まずは1本、今週中に動かしてみましょう。動いた瞬間の「これ、私が作ったの?」という感覚は、何本書いても嬉しいものですよ。
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この記事を書いた人:凛
2児2児のママで現役ナース。夜勤明けの細切れ時間を副業GASに投じ、月5〜8万円の副収入を継続中。「看護師でもコードは書ける」を合言葉に、家事育児とプログラミングを両立する等身大の情報を発信しています。本記事の内容は2026年4月時点の個人の感想とAPI公開情報ベースの整理であり、OpenAI APIの最新仕様・料金は公式ドキュメントをご確認ください。