こんにちは、凛です。GASを書いていて初学者が最初にハマるのが承認エラー。「Authorization is required」と言われて手が止まる経験、私も何度もしました。今日は承認エラーの仕組みと解決手順を完全ガイドします。
こんな悩みありませんか?
- 「
Authorization is required to perform that actionが消えない」 - 「権限を許可したのに、別のサービスでまた聞かれる」
- 「
insufficient authentication scopesって何?」 - 「他人のGASスクリプトを実行したら警告がたくさん出た」
GAS承認の仕組み
GASはOAuthスコープという概念で、「このスクリプトは何のサービスにアクセスして良いか」を管理します。
スクリプトが SpreadsheetApp.openById(...) を呼ぶ
↓
GASは「スプレッドシートアクセス権限」を要求
↓
ユーザーが「許可」をクリック
↓
そのスクリプトは以降スプレッドシートを触れる
主要エラーと解決手順
エラー1: Authorization is required to perform that action
原因: 初回実行時、スクリプトが必要とする権限が未承認。
解決手順:
- GASエディタで対象関数を選択
- 「▶ 実行」ボタンを手動クリック
- 承認ダイアログが出る → 「詳細」 → 「安全でないページに移動」
- アクセス権限を確認 → 「許可」
「安全でないページ」と出るのは、自分で作ったスクリプトはGoogleの審査を受けてないから。自分のなら問題なし。
エラー2: insufficient authentication scopes
原因: スクリプトが要求するスコープが、appsscript.json に明示されていない。
解決手順:
- GASエディタ → プロジェクトの設定(歯車)→ 「
appsscript.jsonマニフェスト ファイルをエディタで表示する」をON - ファイル一覧に
appsscript.jsonが出る → 開く - 必要なスコープを追加:
{
"timeZone": "Asia/Tokyo",
"exceptionLogging": "STACKDRIVER",
"oauthScopes": [
"https://www.googleapis.com/auth/spreadsheets",
"https://www.googleapis.com/auth/gmail.send",
"https://www.googleapis.com/auth/calendar",
"https://www.googleapis.com/auth/drive",
"https://www.googleapis.com/auth/script.external_request"
]
}
エラー3: You do not have permission to access the requested document
原因: 対象スプシ・Driveファイルに、自分のGoogleアカウントがアクセス権を持っていない。
解決手順:
- ファイルのオーナーから「閲覧者」または「編集者」として共有してもらう
- GASを「次のユーザーとして実行: 自分」で動かす
エラー4: 別アカウントから実行したら拒否される
原因: GASのトリガーは「設定した人のアカウント」で動く。共有スプシでも、トリガーは設定者のものになる。
解決手順:
- 各ユーザーが自分でトリガーを設定する
- もしくは「次のユーザーとして実行: アクセスしているユーザー」(Webアプリ時)
スコープ早見表
| やること | 必要スコープ |
|---|---|
| スプレッドシート操作 | auth/spreadsheets |
| Gmail送信 | auth/gmail.send |
| Gmail読み取り | auth/gmail.readonly |
| カレンダー操作 | auth/calendar |
| Drive操作 | auth/drive |
| 外部API呼び出し | auth/script.external_request |
| トリガー作成 | auth/script.scriptapp |
| ユーザーメール取得 | auth/userinfo.email |
権限を一度リセットしたい時
- https://myaccount.google.com/permissions にアクセス
- 該当GASスクリプト名を探す
- 「アクセス権を削除」
- 次回スクリプト実行時に再度承認ダイアログが出る
スコープ変更後にこのリセットをすると、新しいスコープで承認ダイアログが出てくれます。
⚠️ 他人のGASスクリプトを動かす時の注意
「便利らしいから」と他人のGASスクリプトをコピペして実行する時、要求される権限を必ず確認してください。
- 「Gmail読み取り」 → メール内容を全部読まれる
- 「Drive編集」 → ファイル削除も可能
- 「外部API呼び出し」 → どこかにデータ送信される可能性
信頼できないソースのGASは絶対に実行しないこと。
まとめ
- 初回エラーは手動実行→承認ダイアログで解決
- スコープ不足は appsscript.json 編集で追加
- ファイルアクセス拒否は共有設定確認
- スコープ変更後は権限リセットで再承認
- 他人のGAS実行は要求権限を必ず確認
承認エラーは怖がる必要なし、メカニズムを理解すれば全パターン解決できます。
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この記事を書いた人:凛
2児のママで現役ナース。夜勤明けの細切れ時間を副業GASに投じ、月5〜8万円の副収入を継続中。「看護師でもコードは書ける」を合言葉に、家事育児とプログラミングを両立する等身大の情報を発信しています。本記事のコードは静的検証済みです(構文・API仕様・ロジックを確認)。