こんにちは、凛です。現役ナースをしながら、副業のGASで月5〜8万円を継続しています。
「スクールに行ったほうがいいですか?」という質問をよくもらいます。私自身は独学でここまで来ましたが、周りで伸びた人の多くは「最初の2〜3か月だけスクールを使って、あとは独学」という併用型でした。
この記事では、具体的なスクール名を並べる前に、そもそも自分に必要かどうかを判断する材料を整理します。数十万円の買い物なので、勢いで決めないための記事です。
先に結論
- 副業でGASだけを使うなら、独学で十分に届く範囲です
- ただし「独学で3か月続かなかった」人は、時間をお金で買う価値があります
- 選ぶときは料金より質問できる回数と方法を見てください
- 対象講座なら教育訓練給付金で費用の一部が戻ります(後述)
独学で足りる人/スクールが向く人
判断の分かれ目は「技術」ではなく「続けられるかどうか」でした。
| 独学で足りる人 | スクールが向く人 |
|---|---|
| 分からないことを検索して解決できる | 検索しても何が分からないか分からない |
| 週に数時間、自分で確保できる | 締め切りがないと手が止まる |
| 作りたいものが具体的にある | 何から作ればいいか分からない |
| 半年〜1年かけてもいい | 数か月で形にしたい事情がある |
私は右列に半分当てはまっていましたが、作りたいものが明確だった(病棟の集計を自動化したかった)ので独学で進みました。目的がはっきりしていると、教材がなくても道は続きます。
逆に「エンジニアになりたい」のような大きい目標だと、独学は道に迷いやすいです。そこはお金を払う価値がある部分だと思います。
料金の見方
スクールの費用は、短期のもので十数万円、本格的なコースだと30万円台まで幅があります。ただし金額だけを比べても意味がありません。同じ20万円でも、期間が2か月と6か月では全く別物だからです。
見るべきは次の3つです。
- 1週間あたりいくらか(総額 ÷ 週数)
- その週に何時間サポートを受けられるか
- 期間が延びたら追加料金がかかるか
3つ目は特に大事です。子育てや不規則勤務があると、計画どおりに進まない週が必ず出ます。延長が有料なのか無料なのか、契約前に必ず確認してください。
※ 各社の料金・期間は改定されます。この記事では具体的な金額表は載せません。必ず公式サイトで最新を確認してください(古い金額を信じて申し込むと、話が食い違います)。
教育訓練給付金を必ず確認する
見落とされがちですが、厚生労働大臣の指定を受けた講座なら、受講費用の一部がハローワークから支給されます。
制度は複数の区分に分かれていて、区分によって支給率と上限が変わります。
- 一般教育訓練
- 特定一般教育訓練
- 専門実践教育訓練
支給率・上限額・受給の条件(雇用保険の加入期間など)は制度改正で変わるため、必ず公的な情報で確認してください。
検索システムで講座名を調べれば、対象かどうかがすぐ分かります。**同じような内容のスクールでも、対象と対象外があります。**数万円〜数十万円の差になるので、申し込みの前に必ず調べてください。
看護師は雇用保険に長く入っている方が多いので、条件を満たしやすい立場です。私も調べたとき「これ、先に知っておくべきだった」と思いました。
無料カウンセリングで必ず聞くこと
多くのスクールが無料の相談を用意しています。営業を受ける場でもありますが、質問リストを持っていけば情報収集の場として十分に使えます。
私が人に勧めているのは、次の8つです。
- GASやスプレッドシートの自動化を扱えますか(Web制作中心のカリキュラムだと、目的とずれます)
- 質問できるのは何時から何時までですか(夜勤明けの午前中に質問できるかは死活問題です)
- 質問の回数制限はありますか
- 回答は何時間以内に返ってきますか
- 講師は現役のエンジニアですか。担当は固定ですか
- 期間内に終わらなかった場合、延長は有料ですか
- 教育訓練給付金の対象ですか。対象なら区分は何ですか
- 途中解約したときの返金規定はどうなっていますか
4番と6番の答えは、実際に受講したあとの満足度に直結します。ここを曖昧にされる場合は、いったん保留にするのが安全です。
そして、その場で契約しないと決めてから行ってください。「今日中なら割引」と言われても、一晩考えて消えるような価値なら、もともと必要なかったということです。
私の場合:独学でやったこと
参考までに、私が独学で通ったルートを書いておきます。費用は書籍代だけでした。
- 公式のチュートリアルを1本やる(ここで「動く」を体験する)
- 自分の困りごとを1つ選んで、作りきる(私は勤務表の集計でした)
- 詰まったら、エラーメッセージ全文で検索する
- 書籍を1冊買って、分からない用語だけ引く
- 作ったものをブログに書く(説明しようとすると理解が深まります)
2番が一番大事でした。教材の課題ではなく、自分が本当に困っていることを選ぶと、面倒でも最後まで作ります。完成すると毎日の生活が実際に楽になるので、次を作りたくなります。
逆に、独学のつらさもはっきりありました。「何が分からないのかが分からない」時間が長いことです。私は配列の扱いで3日ほど止まりました。あのとき質問できる相手がいたら、3日は30分で済んだと思います。
その30分に数万円払う価値があるかどうか——それが、スクールを検討するときの実質的な問いだと思っています。
副業でGASを使うなら、必要な範囲は狭い
正直に言うと、副業でGASの案件(シートの自動化、簡単な通知の仕組み)をこなすだけなら、覚える範囲はそこまで広くありません。
- JavaScriptの基本(変数・条件分岐・繰り返し・関数・配列)
- スプレッドシートの読み書き(
getValues/setValues) - トリガーでの定期実行
- Gmail・カレンダーの基本操作
- エラーの読み方
このくらいで、月数万円の案件はこなせます。Webアプリの本格開発やインフラの知識は、いったん要りません。
だからこそ「エンジニア転職コース」のような大きなカリキュラムは、目的に対して過剰になりがちです。スクールを選ぶなら、業務自動化・スプレッドシート寄りのコースがあるかを最初に確認してください。
迷ったときの進め方
私が人に聞かれたときは、この順番を勧めています。
- まず2週間、無料で独学してみる(公式チュートリアル+この記事のような解説)
- 2週間続いたら、そのまま独学で進める
- 2週間で手が止まったら、無料カウンセリングを2〜3社受ける
- 教育訓練給付金の対象かどうかを確認する
- 一晩置いてから決める
「2週間続くか」は、自分の性格を知るいちばん安いテストです。ここでお金は1円もかかりません。
もし体系的に学べる環境を覗いてみたい場合は、無料相談のあるサービスから見てみるのもひとつの手です。
Dive into Code(未経験からエンジニアを目指すプログラミングスクール)
まとめ
- 副業でGASを使うだけなら、独学で届く範囲
- 分かれ目は技術力ではなく「続けられるかどうか」
- 料金は総額ではなく「1週間あたり」と「延長が有料か」で見る
- 教育訓練給付金の対象か必ず確認する(数万円〜数十万円の差)
- 無料カウンセリングは質問リストを持って行き、その場で契約しない
- まずは2週間、無料で独学してみる。それが一番安いテスト
数十万円は、看護師の夜勤で言えば何回分でしょうか。その重みで考えて、納得してから決めてください。急ぐ理由がないなら、急がないほうがいいと思います。
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この記事を書いた人:凛
2児のママで現役ナース。夜勤明けの細切れ時間を副業GASに投じ、月5〜8万円の副収入を継続中。「看護師でもコードは書ける」を合言葉に、家事育児とプログラミングを両立する等身大の情報を発信しています。本記事は個人の考えと公開情報の整理であり、各スクールの最新の料金・カリキュラム・給付金の対象可否は公式サイトおよび公的機関の情報をご確認ください。