Webhook受信でGAS即時実行する設定方法
こんな悩みありませんか?
- 5分に1回の時間トリガーだと、反応がワンテンポ遅くて困る
- 他サービス(Slack、Stripe、LINE、Googleフォームなど)の更新を拾って、すぐに処理したい
- 「Webhook」「doPost」って単語は知ってるけど、具体的に何をどう書けばいいのかピンとこない
時間トリガーは便利だけど、待ってる間に処理が遅れるのがつらい。私も最初、Googleフォームの申し込みが入ったらすぐLINEに飛ばしたいのに、5分ごとポーリングで回していた時期がありました。それ、Webhookにしたら一瞬で解決します。
この記事では、GASをWebhook受信口として使う方法を、設定→実装→運用の順にまとめます。
Webhook受信の全体像
Webhookとは、「何かイベントが起きたときに、指定のURLにHTTPリクエストを投げてもらう」仕組みのこと。GASはウェブアプリとしてデプロイすると、公開URLをもらえて、そこに外部からPOSTされたデータを doPost(e) 関数で受け取れます。
処理の流れをざっくり書くと:
- GASに
doPost(e)を書く - 「ウェブアプリとしてデプロイ」して公開URLを取得
- 外部サービスのWebhook設定欄にそのURLを貼る
- イベント発生 → GASが即起動 → 処理してスプレッドシートに記録 など
ポイントは「公開URLになる」という部分。誰でも叩けてしまうので、合言葉(シークレット)で身元確認するクセをつけておくと安心です。
ポイント3つ:Webhook受信GASの書き方
ポイント1:doPostの基本形
まずは最小構成。外部から送られてきたJSONを受け取って、スプレッドシートに1行追記するだけの形です。
function doPost(e) {
const data = JSON.parse(e.postData.contents);
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('log');
sheet.appendRow([new Date(), data.event, data.user]);
return ContentService
.createTextOutput(JSON.stringify({ ok: true }))
.setMimeType(ContentService.MimeType.JSON);
}
e.postData.contents にリクエストボディの文字列が入ってきます。相手がJSONで送ってくる前提ならそのままパース、application/x-www-form-urlencoded なら e.parameter から読む、という使い分けです。
ポイント2:ウェブアプリとしてデプロイする手順
コードを書いただけでは外からアクセスできません。必ずデプロイが必要です。
- エディタ右上の「デプロイ」→「新しいデプロイ」
- 種類で「ウェブアプリ」を選ぶ
- 次のユーザーとして実行:自分
- アクセスできるユーザー:全員(Webhook送信元が匿名の場合)
- デプロイ → 出てきたURLをコピー
「全員」を選ぶのがちょっと怖く感じますが、これがWebhook用途の標準設定です。代わりに後述のシークレットで守ります。
また、コードを更新したら「新しいデプロイ」ではなく「デプロイを管理」→ 対象を編集 → バージョン「新しいバージョン」で上書きすると、URLを変えずに更新できます。URLが変わると外部サービス側の設定も全部書き換えになるので、ここは要注意ポイントです。
ポイント3:シークレットで送信元を確認する
URLさえ知っていれば誰でも叩けてしまうので、合言葉を付けて「正しい送信元だけ処理する」ようにします。
const SECRET = PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('WEBHOOK_SECRET');
function doPost(e) {
const data = JSON.parse(e.postData.contents);
if (data.secret !== SECRET) {
return ContentService.createTextOutput('unauthorized');
}
// 認証OKのときだけ処理する
handleEvent(data);
return ContentService.createTextOutput('ok');
}
シークレットはコードに直書きせず、スクリプトプロパティに保存しておくのが鉄則。GitHubに公開したコード、スクショ撮ってブログに載せたコードから漏れる事故を防げます。
応用:実務で使える3つのレシピ
- Googleフォーム → LINE通知:フォーム送信をトリガーに
doPost相当の処理を走らせ、LINE Notifyへ転送。申し込みが入った瞬間に気づける - 外部ダッシュボード → スプレッドシート:SaaSが吐くWebhookで、ユーザー行動を自動ロギング。BIツールで使える素材に整えておける
- IFTTTやZapierの代わり:GAS1本で受ければ無料枠内に収まるケース多数
副業タスク管理なら、「Notionの特定DBが更新されたらGASに飛ばして、朝のLINE通知メッセージに自動追加」みたいな使い方もできます。時間トリガーとWebhookを組み合わせると、「拾うのは即時、配るのは朝イチ」というキレイな分業ができて、通知が多すぎてスマホが鳴りやまない…みたいな事故も防げます。
ひとつだけ注意点。WebhookのPOSTは失敗しても再送してくれないサービスが多いので、重要データを受け取る場合は「受信ログをまず書く → それから処理」の順にして、後から手動でリカバリできるようにしておくのが安全です。
まとめ
- Webhook受信の正体は「公開URL + doPost」の組み合わせ
- デプロイ時は「全員アクセス可」を選び、代わりにシークレットで守る
- コード更新は「新しいバージョン」で上書きしてURLを固定する
時間トリガーの「待ち時間ストレス」から解放されるだけで、自動化の世界観はかなり変わります。申し込みがあった瞬間に気づけるって、想像以上に快適ですよ。
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この記事を書いた人:凛
2児のママで現役ナース。夜勤明けの細切れ時間を副業GASに投じ、月5〜8万円の副収入を継続中。「看護師でもコードは書ける」を合言葉に、家事育児とプログラミングを両立する等身大の情報を発信しています。本記事のコードは静的検証済みです(構文・API仕様・ロジックを確認)。